現在、金相場が高い状態であるため多くのお客さまから貴金属のお持ち込みいただいています。
その際、残念ながらお買取できないものがチラホラとあります。
お買取できないその理由は、そのお品物が金ではなく、金メッキもしくは、金張りだからです。金メッキとは、金ではない他の金属の上に金を溶かした液に電気を流して薄い膜を張ることです。金張りとは、高温・高圧で他の金属の表面に圧着させることです。金メッキ、金張りの下に使われる金属は一般的には、銀と銅が使われます。
ですが、最近ではコストを抑えるために鉄が使われることが多くなってきています。
金メッキ、金張りは、宝飾のデザインとしてつけられているため、悪いものではありません。
しかし、金メッキ、金張りのお品物は、金の割合が低いため、お買取できません。なぜかというと、金メッキ、金張りの中にどのくらいの金が入ってるのか調べる、またお品物から金を抽出するためにお金がかかるからです。申し訳ございません。
金メッキについて説明しましたが、実際見てみるとどっちが「ホンモノの金」か「金メッキ」かなんて一般の方ではわかりません。(金メッキは金張りも含めます。)
「ホンモノの金」か「金メッキ」見分ける方法は、2つあります。
1つ目は、その貴金属の「比重」を測ることです。比重は機械を使って測ります。比重とは、ある物質の体積あたりの質量と同じ体積の基準となる物質の質量に対する比のことです。
少しなにを言っているかわからないので、簡単に説明します。上記で言いました、ある物質を「金」、基準となる物質を「水」と考えてください。
まず、金の重量を測ります。次に金を水の中に入れて、また重量を測ります。そうして、普通に金の重量を測ったときの値と水中での金の重量の値を比較したとき、その質量の比が比重となります。
比重はそれぞれ決まっており、少し紹介します。
K24=19.13〜19.51
K22=17.45〜18.24
K18=14.84〜16.12
もし、貴金属を機械で調べたとき、これらの数字の範囲ならば「ホンモノ」だとわかります。
しかし、このような機械を一家に一台置くなんて普通なら考えられません。
なので、お家でも「ホンモノ」か「金メッキ」かを判断できる方法をお教えします。
それが2つ目の方法です。その方法とは、「磁石を近づけること」です。「こんなことでわかるの?」と思う方が多いかと思いますが、こんなことでわかります。
高価な貴金属としてよく使われる金やプラチナなどは、磁石にはくっつきません。そのため、磁石を近づけたときにくっつけば、「金メッキ」と考えられます。くっつかなければ、「ホンモノの金」だと考えられます。
しかし、銀や銅などの上に「金メッキ」を張られると磁石がくっつきませんので、くっつかないからと言って、全部「金」でできているとは必ずしも言えません。
あくまで、1つの判断ポイントだと考えてください。
よく金メッキが張られているお品物には、これらの刻印があります。
GP(Gold Plated)
GR(Gold Rolled)
GF(Gold Filled) etc.
上記の文字が指輪の内側、ネックレスの裏などに刻印されていることが多いので、虫眼鏡やルーペなどがお家にありましたら一度確認してみてもおもしろいですよ!
金を見分け方を説明しましたが、あくまで判断材料の一つとしてお考えください。
「絶対」とは言い切ることができません。
もし、貴金属がホンモノかどうかを知りたい時は、おたからやに任せてください。
責任を持ってお調べさせていただきます!!!
査定料は無料です!